入れ歯と肺炎(誤嚥性肺炎で、命を落とさないために何が出来るか?)

こんにちは。

私たちは、誤嚥性肺炎で命を落とさないために何が出来るでしょうか?
前回少しお話ししたように、”免疫力”と”菌数”が大きく係ってきます。

「免疫力が上げれば病気になりづらくなります。」は誰もがご存知の通りです。

1、免疫力を上げる:睡眠、休養、運動
          栄養(たんぱく質、ビタミン、ミネラル)

    日々気を付けていらっしゃると思います。

2、菌数を減らすこと、
  手指洗いで手指の菌数を減らす。
  歯と歯ぐきについている菌数(歯垢、虫歯菌、歯周病菌)を減らす。
  入れ歯についている菌数を減らす。

この中でも特に問題の菌は、「歯周病菌」と「入れ歯に着く菌」です。
これを ”汚れ” と、ぼんやり考えてしまう方がいらしゃいますが、ここを注意して頂きたい。

単なる汚れではない、死を招くかもしれない細菌でです。
これを落としましょう!徹底的に!

もう一つ、”歯ぐき磨きが誤嚥性肺炎のリスクを下げる”ことが分かってきました。

誤嚥性肺炎を起こす方は、肺へ行く気管を閉じるフタの動きが悪くなっています。
早くフタを閉じようなんて意識してできるものでもありません。

それが、歯ぐき、歯が抜けて歯ぐきだけになっている所でも傷がつかない程度に磨いて刺激を与えてあげると、フタを閉める機能がやや改善するという研究結果が出ました。

これはとても重要な事であり、有益なことです。
歯ぐき粘膜に着いた細菌も除去できますので、予防として、是非取り入れてみてください。

最後に、

入れ歯を歯ブラシで軽く擦って細菌を除去する事
お口に中の歯茎を軽く擦って磨くこと

これらだけが
やったらやった分、確実に効果が期待出来るものです。

免疫を上げることはなかなか効果が実感し辛いですから。

貴方のために必ずやってください、応援してます。

では。

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