入れ歯が入るまでの期間は?
お仕事の都合や早く入れ歯を入れたいということで、期間は気になるところです。期間は通院されている歯科医院の混み具合や入れ歯を作る工程に左右され、長くなったり短くなったりします。なので通院される期間ではなく回数でお考えになるのが目安として良いでしょう。
基本的には通院回数は最低4回必要です
これは入れ歯が出来上がるまでの通院回数で、出来上がった後でも微調整が必要な方もいらっしゃいますので目安と考えてください。
反対に、お口の中の状態や 抜けている歯の本数により 2回で終わる場合もあります。例えば欠損している歯の数が1歯の場合は、1回目で型をとり、2回目に出来上がります。
ちなみに4回の通院の内容です
1回目は お口の中の型採りです
2回目は、噛み合わせの設定です
その方の上顎と下顎の上下・左右・前後の正確な噛み合わせの位置を決めます。
どの項目も大切ですが、特に大切な項目です
3回目は試着です
歯が並べられた完成前の入れ歯を試着して、前歯の雰囲気や噛み合わせが合っているかなどを確認します。その場で前歯は希望の歯並びに並び替えることができます。実際にお口の中で歯並びを確認することができるので、前歯の雰囲気の実感が湧いてきます。
4回目に 入れ歯が出来上がります
そして微調整がこの後必要と頭に入れておいてください。
具体的な回数については、担当の歯科医師とのスケジュールの確認が必要です。
保険の入れ歯に無くて自費の入れ歯にある仮歯
保険と自費の入れ歯の違いの一つに、自費では仮歯を作ることができます。
仮歯は、最短で2、3日から多数歯欠損での本格的な仮歯は3週ほどかかるものもあります。
期間は歯の欠損数や歯茎の状態により変わりますので、歯科医師との事前のご相談をお勧めします。
良いものを作るために必要な時間
入れ歯が出来上がるまでの期間と入れ歯の質には関係があります。
すべてのものには
それぞれ、“良いものを作るために必要な時間“
というものがあることは、ご存知だと思います。
例えば、白米の場合、お米から炊いたら一般の通常の白米モードで約60分、早炊モードで約30〜40分と早く炊けますが、それは吸水工程を省いているためで、やはりおいしいのは通常モードです。
そこには必ず何か工程を省略していることに気が付かなくてはいけません。
入れ歯も一緒です。
純粋に製作時間がかかったものと、かからなかったものを比べると、出来上がった入れ歯の質には必ず違いがあります。
早くて上手などということは、質の高い入れ歯を製作する時には当てはまりません。
つまり、良い入れ歯を作るにはどうしても必要な時間というものがあり、早く出来上がる入れ歯には 注意が必要です。
事前のカウンセリングにて、デメリットも含め 詳しい説明を聴く必要があります。
以上です。
あなたの心が良い入れ歯で晴れることを祈ってます。