入れ歯の歯医者の探し方と選び方・どこの歯医者に行けばいいの?入れ歯専門の歯科医が解説します

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歯医者選びに悩む時のネット検索は危険

どこの歯医者に行ったらいいのだろう?と悩めば悩むほど、一ヶ月くらいは簡単に過ぎてしまいます。闇雲にネット検索をしていては危険です。探し疲れてたまたま出てきたサイトのキャッチコピーに惹かれて、結局失敗してしまうことも多いからです。

失敗しないためには検索前の頭の整理は必ず行うべきです。

失敗しないためのマインドを身につける

1、頭の整理

①入れ歯に対するご自身の思いを整理

最初にして頂きたいのは、次の3つの項目について頭の中で整理することです。

1つ目は自分が入れ歯にかけられる費用、

2つ目は自分が目指したい入れ歯の質、

3つ目は 治療環境はどうあって欲しいのか?です。

②あなたはどちらのタイプ?

入れ歯に対する思いを整理した後に、次の2通りのタイプのどちらかを選んでください。

一般歯科・保険適用タイプ

入れ歯の費用はあまりかけないで、試しに作ってみたい、治療環境は普通の歯科医院で大丈夫 というタイプ。

入れ歯専門歯科・自費治療タイプ

入れ歯に費用はかかってもいいので、本当に良い入れ歯を作りたい。それも静かな環境で、腕の確かな先生に、しっかり診ていただきたいというタイプです。

注意、中間は危険

大まかでいいので、先ほどの2タイプのどちらかに絞ってください。中間のパターンを探そうとすると苦労をします。

例えば、「費用はそこそこで、質の高い入れ歯で、治療環境もそこそこ良い」というようにです。

確かに日本全国を探せば、そのような歯科医院が見つかるかもしれません。しかしその歯科医院に出会う確率は高くはありません。

2、ネット検索のコツ

一般歯科・保険適用タイプの方の場合の検索

少しでも良い入れ歯を作りたいものです。次の検索キーワードを入れてみてください。

「歯医者」だけではなく、「入れ歯・歯医者」とか、「入れ歯の上手な歯医者」とかです。

ここが大切!

表示された歯科医院のサイトで、入れ歯治療において保険が適用になるかどうかを必ず確認して、その中で保険の入れ歯治療に力を入れていると直接謳っている、もしくは力を入れている感が感じられるところを選ぶのがコツです実際は、保険適用の入れ歯に出来不出来に大きな差はないかもしれませんが、微差は出ます。その中でも雰囲気が良くて、ご自身の気持ちが向くところが良いでしょう。

入れ歯専門歯科・自費治療タイプの方の場合の検索

問題は「入れ歯に費用はかかってもいいので、静かな環境で本当に良い入れ歯を作りたい。」という希望のタイプの方です。

ネット検索だけで、本当に満足のいく入れ歯を作ることができる歯科医院を見極めることは非常に難しいと知って下さい。

歯科医院のサイトの内容と実際の治療が一致しないことはよくあることです。その上で以下の検索キーワード入れて、ご自身が叶えたい入れ歯の要素について力を入れているかどうか、そしてその文言がホームページに出てくるかをしっかり確認して下さい。

検索キーワード

「入れ歯専門」「入れ歯専門医」「義歯專門歯科」などと検索してみてください。広めの地名を入れることで、更に選択肢は増えます。

確認・注意

入れ歯専門歯科医院のホームページと一般歯科医院の「入れ歯専門サイト」は別物です。区別して見る必要があります。

3、決定はカウンセリングでする

これは私の持論ですが、モノでも情報でも、何か大切なものを得たい時は、その専門家から得たいという考えがあります。

入れ歯の専門の歯科医院は毎日入れ歯治療のみをおこなっています。自ずと症例数は多く、難しい方の治療も数限りなくおこなっています。そういう意味では、質の高い入れ歯ができる確率は高いと思います。

ここが大切!

ネット検索で選んだ歯医者に決めてはいけません。ネット検索では、あくまでも候補を選んだだけです。最終的に治療をお受けになるかどうかを決めるのは、カウンセリングを受けて貴方を治療する歯科医師の話に納得がいき、心が動いた時です。

入れ歯の専門歯科に向く方

見た目にこだわって作りたい方

気持ち悪くない入れ歯を作りたい方

連続して抜けている歯が4歯以上または多数歯欠損の方

自分は難症例だとかかりつけの歯医者に言われた方、もしくは自分でそう思う方

上記の項目に1つでも該当するものがあれば、専門歯科医院をお勧めします。

最後に

ネットの情報は本当に多く、どれが正解か迷ってしまいます。ですので、あくまでもネット検索は候補選びで、決めるのはカウンセリングをお受けになって直接歯科医師の話をお聞きになってからと肝に銘じておいて下さい。

以上です。

あなたの心が良い入れ歯で晴れることを祈ってます。

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